1.25%への引き上げが決まった日銀の政策金利。会見で植田総裁が繰り返し口にしたのが、物価の上振れへの警戒感。日銀は、原油価格の上昇や円安などが想定以上に物価を押し上げるリスクを抑えるため、利上げに踏み切った。これまで利上げのペースは概ね半年に1回だったが、今回は直近の利上げから3か月。利上げを受けメガバンク3行は11月2日から普通預金の金利を0.4%から0.5%に引き上げると発表した。一方、市場の関心は次の利上げに移っている。植田総裁は今後盛り上げを進めていく考えを示したが、具体的なペースは明言しなかった。さらに今回もう一つ注目されたのが、高市政権が任命した二人、浅田委員と佐藤委員が利上げに反対したこと。市場関係者からは、利上げに慎重な政権の姿勢が意識されたという声が上がっている。外国為替市場では、日銀が利上げを決めたにも関わらず円売りが加速した。
