段ボールアーティストの島津冬樹さんは段ボールで財布などを作っている。不要なものを価値のあるものに生まれ変わらせることをアップサイクルという。島津さんがアップサイクルを始めた理由は、財布を買い換えるお金がなく、段ボールで財布を作ったこと。その後、世界中の段ボールを集め歩き、海外でアップサイクルが根付いている光景に衝撃を受けたという。フィリピンでは捨てられたタイヤを植木鉢に、一斗缶はちりとりに。島津さんはアップサイクルを世に広めるため、商品を入れる段ボールに型紙を印刷するアップサイクル段ボールを提案。あらかじめ印刷された線を切り取って折りたたんでいくと、あっという間にカードケースなどになるというもの。東京・台東区には日本初のアップサイクルバーがある。ここではアップサイクルを楽しく学ぶワークショップも行っている。