去年50周年を迎えた私立図書館「東京子ども図書館」。作家の石井桃子さんと、上北沢で家庭文庫を開いていた土屋滋子さん、くまのパディントンの翻訳者でも知られる松岡享子さんによって設立。子どものための本が揃う児童室の利用ができるのは3歳~高校生まで。 約8千6百冊の蔵書がある。この日来館していた近所の幼稚園児たちは、語り手が話を覚えて語る「おはなしのじかん」に参加。理事長は、朗読などに比べると、語り手は聞き手の目や体の反応を見ながら直接語りかけることができるので、その分関係がよりダイレクトになるという。それがお話を楽しむうえではより空想が膨らんで楽しい体験になると考えている。