中国で「盲導犬ロボット」が注目されている。ロボット大会で記載されているのが盲導犬としての役割。中国の視覚障害者数、盲導犬数。育成には約400万円かかる。盲導犬ロボットには本物の盲導犬と同じ様に視覚障害者をサポートすることができる。上海交通大学・高峰教授は「現時点で外国にはこれより優れた6本足のロボットは見当たらない」。レーダーと2つのカメラで周辺の状況を把握、走ることも可能。視覚障害者が盲導犬ロボットのテストに参加。AIにより会話も可能。地図は事前にインプットしているという。最初の関門は信号。信号機の色を識別、路上の段差でもバランスを崩さない。スムーズに到着することができた。交通マナーに課題。盲導犬ロボットが反応しきれないケースも考えられるが利用者が増え、データが蓄積されれば安全性は高まるという。安価で手もかからない。高峰教授は「メリットは世話をする必要がない」。盲導犬訓練施設では現在80頭が訓練。資金不足でトレーナーを増員できない。1年半〜2年の訓練で実際に盲導犬になれるのが半分程度だという。中国盲導犬大連訓練基地・王藝霏さんは「共存の関係。助けを提供するためのもの」。盲導犬にしかできないこともある。「家族や親戚でもある。感情的な孤立をロボットで補うことはできない」。開発者は早ければ来年の実用化を目指すとしている。