「赤ちゃんを抱く時は、手のひらではなく手の甲で支えると楽」。街ゆく赤ちゃん連れの人に検証。インタビューした6組中6組が軽く感じるという結果に。東京都立大学の儀間准教授によると、運動学的に考えると肘の関節運動にはテコの原理が働いていて、手のひらが上だと力点(肘)より作用点(手のひら)が外にあるため赤ちゃんを抱くのに力が必要。手の甲が上だと、支点と力点の間に作用点があるため、赤ちゃんを抱くのに力がかからないという。長く抱き続ける方法は、抱っこしている手を上向きや下向きに切り替えると楽に長く抱っこできるという。手の甲が上だと腕橈骨筋で支えるが、筋肉が細いため長い時間は不向きだという。しかし手のひらが上にした場合、上腕二頭筋で支えるため長い時間支えられることができる。