横須賀の「らぁ麺 SUNGO」。夫亡きあと、シングルマザーとして2人の子どもを育てながらお店を切り盛りする下里広美さん。夫の下里庄太さんは元々豚骨ラーメンの有名店「麺屋 庄太」の店主だった。庄太さんが5年前に他界し、収入もなく途方に暮れていたところ長男の庄太郎くんのラーメン屋さんになりたいという言葉が広美さんを立ち直らせてくれたという。庄太郎くんが店を始めるまでになにか繋げられたらという想いを決定付けたのが、遺品整理の時に発見したレシピノートだった。中でも目に止まったのが貝出汁ラーメンのレシピ。ラーメン作りを手助けしてくれたのが夫の友人である超有名店主たちだったという。アルバイトでノウハウを学び、貝出汁ラーメンの研究を開始。夫が亡くなってから10ヶ月後「らぁ麺 SUNGO」をオープンし大人気店に。最近は子どもたちもお店を手伝っている。庄太郎くんはラーメン店主になるため、他店でもアルバイトしているという。