ことし10月、映画を見て日本の教育制度に関心を持ったフィンランドの高校生と教員12人が映画の舞台となった小学校を訪問した。早速、圧倒されたのが全校児童800人以上による運動会に向けた練習。個人主義を重んじるフィンランドでは日本に比べて学校行事が少なく全校でチームに分かれて競い合う運動会はない。続いて訪れた2年生の教室でさらに目を引く光景が。この日の話し合いのテーマはクラスの歌の歌詞を考えよう。児童たちが話し合いをする姿にフィンランドの人たちは。集団の一員として認め合い助け合う。日本の小学校の日常が価値のあるものとして世界に広がっている。