今月14日ホセ・ムヒカ元大統領の国葬が行われた。貧困家庭に生まれ20代のころからゲリラ活動に身を投じた男は銃弾を受けながら貧しい人々のために戦い続けた。2010年大統領に就任するとどんな時でもノーネクタイを貫き給料の9割を寄付し自ら質素な田舎暮らしを続けたことから「世界一貧しい大統領」と呼ばれた。2012年国連会議でのスピーチがムヒカ氏の名を知らしめた。「発展は幸せの邪魔をしてはならない。「環境のために闘うのならいちばん大切なのは人類の幸せであることを忘れてはなりません」とした。2015年ウルグアイでインタビューを行ったが「みんなが豊かさを勘違いしていると思う。大統領だって国民の生活レベルが上がれば自分も上がる少数派ではいけない」などと話し日本について「すごい進歩を遂げた国だけど本当に日本人が幸せなのかは疑問、西洋の悪いところをまねして日本の性質を忘れてしまったんだと思う。根本的な問題は君が何かを買う時お金で買っているわけではないくお金を得るために使用した時間で買っているんだよ」と話した。