岸田内閣の支持率は、先週末に行ったFNN世論調査では先月41.5%支持するという結果になった。自民党内からは「小康状態だ。この先どうなるかは分からない」といった声が出ている。その中で、自民党では派閥の研修会ラッシュを迎えている。自民党は現在6派閥1グループが存在している。安倍派が軽井沢で行った時の様子では、軽井沢プリンスホテルで開かれ着座形式で行われた。座長に就任した塩谷元文科相の挨拶から始まり、選挙戦略やAIの専門家の講演が3時間行われた。その後に懇親会があり、一部の議員は2次会・3次会まで行っていたという。“夜の部”の目的について、若手は「様々な情報交換を行う絶好の機会」、中堅は「お互いかぶらないように、確認することもある」などと話していた。秋に行われる人事の前に研修会を開き、派内の人事に関する調整を行うといった狙いがある。岸田総理は、内閣改造・自民党役員人事を9月中旬を軸に行う方向で検討している。岸田総理は、思い切った人事が非常にやりづらい状況に追い込まれている。その理由は、今の人達が大物が多すぎて代えづらいという。その中で、より広い支持を得るために菅義偉前首相や石破茂元幹事長などの起用を推す声もあるが、支持率が下がってる中で非主流派を取り込む人事をする余裕は無いという。そもそも改造事態にリスクがあり、1年前の内閣改造で人事の直後に問題などがあり支持率がガタ落ちしたため、奇をてらう人事や大幅変更すると不祥事が起きるリスクが増えてくるという。