シベリア抑留を水彩画に描いた木内信夫さんの作品展が千葉・柏で開かれ、約70点が展示された。木内さんは21歳の時に終戦を迎え、捕虜として約2年半にわたって現在のロシアやウクライナで抑留生活を送ったそう。帰国後は抑留体験を多くの水彩画として描き、このうち40点はユネスコの世界記憶遺産に登録されている。木内信夫さんの息子の正人さんは長年父親の制作活動を手伝い、父親の死後は各地で講演して教訓などを後世に引き継ぐ活動を行っているそう。正人さんは平和のためには一人ひとりを大事にすることに尽きると思うなどと話した。作品展はkamon かしわインフォメーションセンターで今月31日まで開かれる。