北方謙三との対談の続き。純文学について「クリエイティブな自己表現でエンタテインメント性は考えてもいない」などと話した。原稿用紙を信じられないくらいの量を書き、10年で背丈を越えるくらい書いたという。そして天才じゃないんだと自覚でき、5年経ったら石ころだと思うようになったとのこと。20代前半はみんな没仲間だと思っていたが中上健次は「岬」で芥川賞を取り、じっと北方謙三を見て「俺は取った、お前は取ってない」と言われたという。それから「俺にあって中上にないものを探す歳月だった」であり、それは「物語」だったと話した。書くことは生きることだと言い、小説の神様がいると思ったのは友人ががんになって明日いなくなるかもしれないとのことだったがその間に9巻書いて7年間生きたとのことだった。
