柏市の国立がん研究センター東病院では新しい癌治療が始まろうとしていた。その武器として導入したのは日立ハイテク製のOXRAY。唯一の国産放射線治療装置。去年8月に日立ハイテクの責任者の吉田さんがやってきた。放射線治療科のトップの全田貞幹医師。この日は今後の方針について話し合った。OXRAYを使った治療の経験を積み上げてきたこの病院は今回、新たな領域に踏み出そうとしていた。頭頸部という首から上の部分は、需要な神経などが集まっていて、吉田さんにとっても至難だった。9月下旬に国立がん研究センター東病院に入院してきたのはイラストレーターの空川架空さん。OXRAYの放射線治療科を受けるために入院している。去年8月に39歳で中咽頭癌が見つかった。この病院の治療を選んだ理由には手術で喉を切るのはやりたくないと感じたという。
中咽頭癌の標準的な治療の一つは35回の放射線照射と抗がん剤治療。日立製の放射線治療装置OXRAYの中咽頭癌の治療は空川さんが世界初。動いて照射ポイントがズレないようにあらかじめ型を取った器具で固定する。一回およそ5分間、腫瘍を狙って照射された。10月中旬にこの日は主治医である全田医師の診察。OXRAYによる的確な癌への照射にはメリットがあり、腫瘍をまるごととるとその後生活の不具合が出る可能性があるという。その後の人生を守るための最大限のことができると答えた。空川さんは埼玉の自宅で妹と二人暮らしをしている。幼い頃からいつも助け合ってきたという。今治療に専念している空川さん。イラストレーターの仕事はしばらくおやすみするという。兄を支える妹の美波さんは、食生活を一変させたというが、自炊が増えたという。体調を気遣った手料理を振る舞ったが、空川さんはがんの影響で味覚が麻痺していた。一方で希望が感じられる変化には、首に目に見える大きなしこりがあったが、今では触ってみてもどこにあるかわからないという。働き盛りで突然の癌宣告で思い知ったことに、周囲の人の支えに感謝しながら生きていこうと思えたという。
中咽頭癌の標準的な治療の一つは35回の放射線照射と抗がん剤治療。日立製の放射線治療装置OXRAYの中咽頭癌の治療は空川さんが世界初。動いて照射ポイントがズレないようにあらかじめ型を取った器具で固定する。一回およそ5分間、腫瘍を狙って照射された。10月中旬にこの日は主治医である全田医師の診察。OXRAYによる的確な癌への照射にはメリットがあり、腫瘍をまるごととるとその後生活の不具合が出る可能性があるという。その後の人生を守るための最大限のことができると答えた。空川さんは埼玉の自宅で妹と二人暮らしをしている。幼い頃からいつも助け合ってきたという。今治療に専念している空川さん。イラストレーターの仕事はしばらくおやすみするという。兄を支える妹の美波さんは、食生活を一変させたというが、自炊が増えたという。体調を気遣った手料理を振る舞ったが、空川さんはがんの影響で味覚が麻痺していた。一方で希望が感じられる変化には、首に目に見える大きなしこりがあったが、今では触ってみてもどこにあるかわからないという。働き盛りで突然の癌宣告で思い知ったことに、周囲の人の支えに感謝しながら生きていこうと思えたという。
