中国の自動車メーカーなどで作る自動車工業協会によると、先月の新車の販売台数は235万9000台となり、去年の同じ月と比べて9.3%増えた。EVなどの新エネルギー車の販売が去年の同じ月と比べて33.5%のプラスと、引き続き好調だったことが主な要因。このうちEVは11%余り、プラグインハイブリッド車が95%余り増加し、販売台数に占める新エネルギー車の割合は3分の1を超える36%となった。また先月の輸出台数は50万4000台と去年の同じ月と比べて34%増え、自動車輸出で世界一となった去年を大きく上回るペースで拡大が続いている。ただ中国製のEVをめぐって、欧米では「過剰生産などによって不当に安く輸出されているのではないか」との懸念が強まっていて、欧米の当局の対応しだいでは今後の販売動向に影響が出ることも予想される。