神奈川・横浜市の「日本橋 よね家」では、「鳥わさ丼」のみを提供している。昭和34年創業の日本橋「よね家」は、2020年に閉店したが、その味を復活させたいと立ち上がったのが日本橋 よね家の宮崎義章さんだった。利用したのは、吉野家グループが運営する閉店の危機にある飲食店と味を残したい料理人をつなぐサービス「アトツギレストラン」。取り組み後継ぎ希望者は、実際に店を立ち接客や雰囲気を学び、飲食店側は店の名前やレシピを残すことができるという。飲食店の倒産が過去最多となる中、地域に育まれた味の継承が模索されている。農林水産省は、地域に根付く食文化を次の世代に残すため、47都道府県の郷土料理約1300のレシピを公開している。また、群馬・高崎市などでは、後継ぎのいない老舗の店などを「絶メシ」と命名してリスト化し、地域の宝をバックアップする体制をとっている。また、大手不動産グループが手がけるお取り寄せサービス「mitaseru」では、閉店した名店の味を冷凍食品として残すことで、失われる味を未来につなげる取り組みをしている。また、東京・銀座で2011年に閉店したパスタ専門店「エトナ」の「ガーリックエッグ」が、千葉・市川市の「Dede_Supa」で復活した。店主の原口利和さんは、エトナに通い詰めたファンで、厨房でガーリックエッグの作り方を学んだという。原口さんは、この味を若い世代につなげることを目標としている。
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