先週末に2000円以上値下がりした日経平均株価は週明けも下げ止まる気配がない。一時2500円以上値下がりした。わずか3営業日で、約5000円の値下がりに市場関係者も、想定外だと驚きを隠せない様子。日経平均は今日も取引開始直後から急落し下げ幅は一時2500円を超え、約7か月ぶりに取引時間中に3万3000円台となった。午前の終値は先週末より、1662円安い3万4247円だった。2日に発表された米国の雇用統計が市場の予想を大きく下回り米国景気の減速が更に意識された。結果、米国の主要な株価指数がそろって下げたことが東京市場にも影響している。また円相場も一時およそ7か月ぶりに1ドル=144円台をつけるなど急速に進む円高も株価急落の要因となっている。安くなった株を買い戻す動きもあるとみられているが、今後もしばらく不安定な値動きが予想され、市場では警戒感の強い状態が続いている。