黒いダイヤともいわれるトリュフは全国的に生えていて、販売している業者まである。そこでは十数名のトリュフハンターを雇い、各地に所有している山や土地で国産トリュフをとっているという。一方、広島市にあるフレンチレストランでは、国産のトリュフを使っている。国産と欧州産で違いがあるのか聞くと、国産はやさしい味だという。そんな国産トリュフはどこに生えているのか。番組は国産トリュフを何度も見つけたことがあるというキノコ好きの武内立爾に案内してもらった。そう言い、探し始めた場所は道路のすぐ脇。約2cmの国産トリュフを発見した。ちなみに山菜やキノコを採る際は、山林の管理者や所有者の許可が必要なのでご注意。国産トリュフが知られるようになったのは近年で、現在20種類ほど確認されているそうだが、なぜ長年見つけられなかったのか。森林総研・山中高史東北支局長によると、石ころに間違えられやすいこと、日本人が独特の香りのものを好んでおらず注目されてこなかったこともあるという。