社会学者・日本大学藝術学部客員教授・古市憲寿は「ナンセンスな条例を考えつくと思った。余暇と仕事を厳密に切り分けられない仕事が多い。不登校が悪いのか、不登校の理由をスマホにしてもいいのかという話もある。いつの時代もいろいろなことを悪者にするが、あくまでも人間の問題という気もした」、謎解きクリエイター・会社経営者・松丸亮吾は「娯楽の一部としてスマートフォンがあるというのはその通り。スマホの使い過ぎで健康に被害が出るから時間をある程度律しようというのは個人の判断の範疇ではすごく大切なことだが、それを条例でやるというところがうーんと思う。これをきっかけに自分のスマホ時間について見つめ直すきっかけになるという点ではいい。スマホを使わない時間で何をするのかが明確ではないのにスマホを制限しても有意義なことはできないと思う」とスタジオコメント。スマホへの過度な依存について名駅さこうメンタルクリニックではスマホの使い過ぎが一因による精神面の不調をきたす人が2、3年増加している。丹羽亮平院長は豊明市の条例案について「スマホの使い方を家族などで話し合う有意義なきっかけになり得る」と指摘。
