- 出演者
- 後呂有紗 伊藤遼 桝太一 松丸亮吾 古市憲寿
愛知県豊明市に住む家族の自宅の中の様子を特別に撮影。豊明市ではスマホなどの使用は1日2時間以内を目安とする条例案が発表された。
オープニング映像。
今夜のゲストは古市憲寿と松丸亮吾。
兵庫・神戸市のマンションで24歳の女性が殺害された事件。逮捕された男がきょう、送検された。男は事件当日、女性の職場近くから同じ電車に乗るなど50分以上にわたり女性のあとをつけていたとみられている。容疑者のおば、小中学校の同級生に話を聞いた。容疑者は自分の緊急連絡先としておばの連絡先を書いていた。事件から2日後の午後3時50分頃に東京・奥多摩町で撮影された防犯カメラの映像を紹介。容疑者は防犯カメラから約750m離れた場所で確保された。確保を目撃した人によると確保の時には抵抗する様子も見せていた。容疑者は子どものころは大阪で生活。容疑者の中学校の同級生に話を聞いた。当時の容疑者は目立つ存在ではなかったという。小中学校の同級生によると野球部に所属し、ポジションは内野でおとなしい性格で、女性とのトラブルはなかったという。
容疑者は20代になると神戸市の建設会社に就職。14年前の元同僚に話を聞く。当時の仕事ぶりは真面目だったという。おととし5月、東京の会社に転職し、ドライバーとして働き始める。社長は容疑者の仕事ぶりについて同じ印象を持ったという。四畳半の社員寮で暮らしていた。容疑者は東京での生活に馴染んでいたという。今月のお盆休みには笑顔で帰省すると話した3日後、女性の殺害に及んだとみられる。行動にはいまだ多くの謎。
容疑者が速やかに逮捕された。社会学者・日本大学藝術学部客員教授・古市憲寿は「監視カメラがスピード逮捕につながったと思うが、抑止力にならなかったことが残念」、謎解きクリエイター・会社経営者・松丸亮吾は「オートロックがあるからセキュリティ上安心ということはない。自分が被害に遭わないために日頃から周りを確認するようにして不審者がいないかは大事。明らかに警戒していない素振りはターゲットにされやすい部分はあるのではないか」とスタジオコメント。
笑顔で帰省すると話していた容疑者は東京から神戸市内に入った後、殺害された女性の自宅近くホテルに事件の数日前から宿泊していたことが捜査関係者への取材で新たに分かった。事件当日は女性の職場近くから同じ電車に乗車するなどし、50分以上あとをつけたとみられている。足取りからは女性への強い執着が浮かび上がるが、逮捕から2日、容疑者は女性と面識があったという趣旨の供述はしていない。元神奈川県警捜査一課長・鳴海達之氏は容疑者が神戸に来てから事件までの間に狙う人物を探していた可能性を指摘。職場の社長は容疑者が逮捕されたおととい、出社しない容疑者にメールを送っていたが、返信は来なかった。警察は詳しい動機などを調べている。
愛知・豊明市のスマホやタブレットなどの使用は1日2時間以内を目安とする条例案についてSNS上でさまざまな意見。豊明市の美容室を取材。条例案は仕事、勉強、通勤通学、家事の時間を含まず、余暇時間が対象。全市民が対象で罰則はない。小浮正典市長に話を聞く。「不登校の子どもたちがスマホを手放せないために家に閉じこもってしまう問題からスタートしている。全住民が自分のスマホの使い方を見つめ直して自分の生活や家族の生活がないがしろにされていないか見つめ直すきっかけとして条例案を提案する」とコメント。
スマホなどの使用は1日2時間以内を目安とする条例案を提出する愛知・豊明市は名古屋市の隣に位置し、人口約7万人のベッドタウン。条例案について男子大学生は「別に罰則がないみたいでやる意味あるのかなという感じ。見直そうかなという意識ぐらいは芽生えるのではないかなという感じ」、4児の母親は「子どもたちもわかってくれたらいい」、女子大学生は「2時間以内は厳しいと思う」、男子大学生は「意識するきっかけになるならいいと思う」と話した。市が条例案を提出する理由のひとつは市民の健康やコミュニケーションへの悪影響を懸念するため。スマホの長時間使用で男子大学生は「寝不足になった」、40代母親は「ついつい見過ぎて子どもに声をかけられてはっと我に返った」、父親は「動画をずっと見て勉強をやってくれない」。3人家族の自宅で午後7時から午後10時に定点観測。
社会学者・日本大学藝術学部客員教授・古市憲寿は「ナンセンスな条例を考えつくと思った。余暇と仕事を厳密に切り分けられない仕事が多い。不登校が悪いのか、不登校の理由をスマホにしてもいいのかという話もある。いつの時代もいろいろなことを悪者にするが、あくまでも人間の問題という気もした」、謎解きクリエイター・会社経営者・松丸亮吾は「娯楽の一部としてスマートフォンがあるというのはその通り。スマホの使い過ぎで健康に被害が出るから時間をある程度律しようというのは個人の判断の範疇ではすごく大切なことだが、それを条例でやるというところがうーんと思う。これをきっかけに自分のスマホ時間について見つめ直すきっかけになるという点ではいい。スマホを使わない時間で何をするのかが明確ではないのにスマホを制限しても有意義なことはできないと思う」とスタジオコメント。スマホへの過度な依存について名駅さこうメンタルクリニックではスマホの使い過ぎが一因による精神面の不調をきたす人が2、3年増加している。丹羽亮平院長は豊明市の条例案について「スマホの使い方を家族などで話し合う有意義なきっかけになり得る」と指摘。
きょう午後2時過ぎ、東北新幹線のやまびこ63号が大宮~小山間で走行中に非常ブレーキが作動して緊急停止した。乗客約560人にけがなどはなかった。この影響で東北新幹線は東京~盛岡駅間の上下線で運転を見合わせていたが、午後5時頃、運転を再開した。JR東日本によると非常ブレーキが作動した原因は不明で、詳しく調べている。
高校野球夏の甲子園で初優勝を果たした沖縄尚学の選手たちが凱旋した。優勝報告会では眞喜志拓斗主将が地元の応援に感謝の思いを語った。
一刻を争う重症患者などのもとへ出動するドクターヘリ。千葉県に最もドクターヘリの出動件数が多い救命救急センターがある。特別に取材が許された日本医科大学千葉北総病院に密着。救急医は通常、患者を診断して担当科に治療を託すが、その場で緊急手術が始まる。医師たちは救急医でありながら外科医、放射線科医、集中治療科医など複数の資格を持っている。出動数は1年に約1200回と関東最多(2022年厚生労働省調べ)。他の病院では対応できない重症外傷患者を受け入れる最後の砦。
日本医科大学千葉北総病院(千葉・印西市)では現在、22人の医師が救命センターに在籍。上田太一朗医師に密着。救命医で外科医の資格も持っている。ドクターヘリの出動範囲は千葉県、茨城県南部。救急で対応した医師が継続して治療にあたる。食事の時間は上田医師が後輩と交流できる数少ない時間。今年4月、救命センターに来た関宣哉医師は別の病院で外科医として勤務していたが、救急を学ぶため志願。高度な救命技術を学ぶため、今年も7人の医師が病院の門を叩いた。複数の資格を持つ救急医がさまざまな患者に対応する。上田医師が救急医に加え、外科医の資格を取ったのは1年目に救急も診られて手術ができたら患者を救えたかもしれないと思った経験から。「回復が順調にいくとやりがいもあるし、やってて良かったなと思う」と話した。
東京・汐留の今の様子を背景に気象情報を伝える。
百貨店おせち商戦始まる(26日)。ベネチア国際映画祭開幕(現地時間27日)。インド・モディ首相来日、石破総理と会談(29日)。
謎解きクリエイター・会社経営者・松丸亮吾の注目はベネチア国際映画祭。細田守監督の「果てしなきスカーレット」が出る。社会学者・日本大学藝術学部客員教授・古市憲寿の注目はインド・モディ首相来日。石破総理との会談のほか、ワーキングディナーも行うとしている。
エンディング映像。