洪志勝さんは九份茶坊のオーナーで画家でもある。九份茶坊は築100年以上にもなる九份の最も古い建築をリノベーションした茶藝館。台湾の建築様式はオランダ統治時代のもので、清の時代に中国大陸から入ってきたもの。日本統治時代、戦後、現代と時代ごとに様々な様式を取り入れて時代ごとに変化していった。九份茶坊の中国の伝統的な様式と日本の様式が混在して、どこか2国籍で魅力に。店の奥には洪さんの絵や台湾のアーティストの絵が展示されているギャラリーが。今からおよそ30年前に洪さんが描いた九扮の街は暗い印象があるが20年の閑散期を経て観光地として二度目の春を迎えた独特の歴史を持っているという。