今生成AIの技術を使って亡くなった家族の動画を作ってSNSに動画を投稿する人が増えている。8歳の時に母親を35歳でがんで亡くした女性が母親の写真を元に動画を作成し投稿した。写真から生成AI技術を使って誰でもスマホで簡単に動画をつくることができるという。東京・練馬区に住む松尾公也さん(64)は11年前に妻を乳がんで亡くした。約40年前に学生時代のバンド活動がきっかけで出会い、結婚後も2人でバンド活動を続けていたが2010年に妻が乳がんになり3年に及ぶ闘病の末50歳で亡くなった。生成AIで亡くなった妻の姿や歌声を再現しているという。松尾さんは「妻のことを思い出すための道具。妻と交流するための窓みたいなものだと思う」などと話した。日に進化している生成AIを手がける米国の企業・生成AIアプリの開発者は「本来は空想の人物や風景などを生成するのを想定していて、亡くなった人物をよみがえらせるのは予想していなかった」などと話した。一方でAIが暴走したかのような失敗作も多い。担当者は「まだ人間の動きや感情を学習しきれていない。今後改善しようと取り組んでいる」などと話した。一方で政府が生成AIを規制する動きも出ているが、今後生活をどう変えていくのか。