10月は乳がん検診を呼びかけるピンクリボン月間。10月8日は乳がんの治療で失った胸を取り戻す乳房再建を考える日にあたる。先月、乳房再建を行った女性たちの写真が都内で展示された。写真家の蜷川実花氏が12人のモデルを撮影。その1人が40歳の齋藤真希さんで、2年前、乳がんのため右胸を全摘。一昨年6月に再建した。乳房再建は11年前に保険適用の範囲が広がり通常50万から100万円程度かかっていたところ、10万円以内で手術が受けられるようになった。それでも、全摘手術をした患者のうち乳房を再建した割合は12.5%にとどまっている。乳房を再建した人たちがモデルを務めた写真集もあり、齋藤さんは「選択肢の1つとして参考にしてもらえたら」などとコメント。