新たなトレンドを生むヨーグルト。市場規模は10年ほどで700億円増えている。日本で馴染みの深い「明治ブルガリアヨーグルト」は発売開始から50周年。1970年大阪万博のブルガリア館で紹介されたことをきっかけに日本で開発が進められ、1973年から販売開始。当初は牛乳パックのような容器で販売されていた。1980年代にすくいやすいフルオープンタイプの容器に変更。1996年には特定保健用食品の表示許可を受け、健康食品としても注目を浴びる。2010年代になると健康志向の高まりでヨーグルト市場は更に拡大。クイーンズ伊勢丹小石川店には約50種類のヨーグルトが並んでおり、健康効果が期待できるヨーグルトは半数以上に登る。健康な人の免疫機能をサポートする小岩井「免疫ケアヨーグルト」、胃の負担を和らげるのをサポートする明治「プロビオLG21」、血圧を下げる「トリプルヨーグルト」、花粉の不快感を和らげる「乳酸菌ヘルベ」。更に歯科医師が薦める注目のヨーグルトもあるという。