撮影3日目。またしても雪だったが祝日とあって、お昼時は混み合っていた。テーブル席の家族連れに声をかけた。息子さんが青森から帰省し、お気に入りの床屋で髪を切ってもらったついでに立ち寄ったという。息子さんは少しでも災害の多い日本で役に立ちたいとの思いから、自衛隊に所属しているという。きょうは息子さんのおごり、ご両親への恩返し。ご両親は「今日は特別おいしかった」などと話した。夕方、女性2人組(親子)に声をかけた。母親はシングルマザーで、娘が小さい頃は工場勤めの傍らで家事や育児もあり家計も苦しかったという。この店にはその頃からお世話になってきた。かつては1人分を娘と2人で分けていたが、店員さんはそれを察して気遣ってくれていた。娘は既に成人したが、今でもこのお店には感謝していて、恩返しの意味も込めて通い続けている。