- 出演者
- 眞鍋かをり 高橋茂雄 織田信成 竹財輝之助 天城サリー
出版社勤務のピョートルさん、水泳の歴史を調べていたら、1932年のロサンゼルス五輪で日本が競泳種目の金メダルをほぼ独占したことを知り、その背景に日本泳法の存在があることを知ったという。日本泳法は現在も全国に13の流派があり、そのほとんどが江戸時代に確立、江戸時代は水練・水術とも呼ばれ、武芸の1つとして発展した。ピョートルさんは日本泳法の練習を開始。日本泳法チームを結成していた。世界選手権にも出場したことがあるパヴェウさんはピョートルが通うスイミングクラブのコーチ。練習メニューはコーチのパヴェウさんが作成。日本には一人も行ったことがなく全て独学。そんなピョートルさんを日本にご招待。さっそく、日本ご招待を伝えるためピョートルさんの元へ。招待状を渡すと大喜び、婚約者のアーニャさんにも報告。ピョートルさんとパヴェウさんが初来日。
千葉県鋸南町へ。実は今回、日本泳法の合宿に特別に参加させてもらえる。さっさく宿泊場所へ。集合場所にはピョートルさんが動画で見た事がある、前日本泳法委員長の日野さんがおり、会えて嬉しいと話した。今回快く受け入れてくれたのは都立日比谷高校OBによる神伝流一水会のみなさん。日比谷高校では120年以上前から日本泳法の臨海合宿を実施している。向かうのは近くの島。自然の中で生まれた日本泳法は速さを求める競泳とは違い、余分な力を使わず、安全に泳ぎ続ける、命を守るための泳ぎ。その技術は現在のライフセービングにも継承。20分後、練習拠点となる小島に上陸。島に来て最初に行われるのが海の神様に安全を祈願する儀式の式泳。そして2人のため神伝流の泳法を披露。
天城サリーはフィギュアスケートの経験があり、3回転をやっていたと話した。
部屋の布団は自分たちで敷く。2人とも初めての布団に興奮気味。翌日、合宿に参加させてもらったお礼を伝えた。
2019年鋸南町を台風が襲い2230世帯が被災した。2人が宿泊した合宿所も強風で窓ガラスが破損。コロナ明けの2022年から合宿を再開し今年は約30名が参加した。
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続いて2人が向かったのは、慶應義塾大学。全国で唯一日本泳法を行なっている体育会水泳部がある。2人の熱意を伝えると、快く練習に参加させてもらえることに。2人にとっては動画で見ていた憧れの場所。日本泳法大会に出場する部員が練習中。ピョートルさんとパヴェウさんは、資格審査を受けるというサプライズがあった。
大会まで練習できるのは3日間、まずは現状のチェック。パヴェウさんの一重伸の改善点は視線を1点に集中すること、ピョートルさんの一重伸もチェック。あおり足の動きをマンツーマンで見てくれた。1日目は大切なあおり足を何度も練習。練習2日目、前日に引き続きあおり足の特訓。そしてホテルに帰ってからも練習。練習最終日、資格審査は2種目行うため、この日は他の泳ぎも練習。ピョートルさんは不安が残る一重伸をおさらい。これほど泳いだことのないピョートルさんは疲れが溜まっているようだった。
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今年の日本泳法大会は長野県長野市。全国各地の流派が一堂に会する日本泳法の祭典。2日間にかけて行われる日本泳法大会、大会のメインとなるのは泳法競技、それぞれの流派に伝わる独自の泳ぎの技術を男女別に競う。さらに団体泳法競技に支重競技などがある。そして競技とは別に行われる大会の目玉が資格審査。海外在住の外国人の挑戦は史上初。今回2人が受けるのが游士という資格で、全7種の資格の第一歩。パヴェウさんは一重伸と片抜手、ピョートルさんは一重伸と両手伸に挑戦する。
いよいよ審査開始。公平を期すため各流派の先生が審査にあたる。まずはピョートルさんが一重伸を披露、そしてパヴェウさんも一重伸を披露。続いてすぐさま2種目、ピョートルさんはあまり練習時間がとれなかった両手伸、ところが審査員がざわつく、似た名前で間違ってコールされたため、最後にもう一度泳ぐことに。パヴェウさんの2種目は片抜手。そして最後にピョートルさんの再審査が。こうして游士資格審査が終了。結果発表はこの日の夕方、それまでスタンドで様々な競技を観戦。結果ピョートルさんもパヴェウさんも合格していた。そして前日本泳法委員長の日野さんに結果報告した。
お世話になった慶応義塾体育会水泳部葉山部門の皆さんにお礼を伝えた。2人には名前入りの水干がプレゼントされた。
2024年、慶応義塾体育会水泳部葉山部門は部員が10名増えて37名に。今年は葉山~伊東まで65kmの遠泳をった。帰国後ピョートルさんは2019年に結婚。ナショナルジオグラフィックに日本泳法について執筆した。パヴェウさんは水難事故防止の為日本泳法の立ち泳ぎを指導している。
ハンガリーに暮らす羊羹が大好きなマリアンさん。マリアンさんは材料を買い出した。小豆を茹でてこし、砂糖を加えて煮詰める。溶かした寒天と小豆を混ぜて冷蔵庫で冷やす。そんな羊羹が大好きなマリアンさんをニッポンへご招待した。
来日したマリアンさんがまず向かったのはとらや赤坂店だ。マリアンさんの熱意を伝えると特別に開店前に通してくれ羊羹を用意してくれた。マリアンさんへ、とらやから職人道具の竹尺が贈られた。
羊羹を学ぶため福島県二本松市の玉嶋屋へ。本練羊羹を頂いた。特別に羊羹の製法を見学させてもらえることに。寒天は長野県など内陸の寒冷地で生産され、寒天が羊羹の弾力と透明感を生む。小豆を入れて羊羹を練り、薪を使って煮詰める。羊羹を練るのは閻魔べらという大きなヘラで進める。ハンガリーでもできるようにとマリアンさんへ羊羹づくりを少ない量で体験させてもらった。
一晩寝かせた羊羹を切っていく。1つ230gになるように切っていく。切りたてを特別に頂いたマリアンさんは素晴らしい、ここに住みたいぐらいなどとコメントした。そして元祖の玉羊羹の作業工程をみせてもらい、初めて玉羊羹を食べてみるマリアンさん。夜は歓迎会をしてくれ、郷土料理でもてなしてくれた。
マリアンさんは羊羹を学ぶため玉嶋屋へ。別れの時、マリアンさんは羊羹の型をプレゼントされた。
マリアンさんが錦玉羹を学ぶため、やってきたのは島根県松江市。老舗和菓子店・彩雲堂で錦玉羹を学ぶ。
錦玉羹を学ぶ。工場で直に作り方を教えてもらう。作ってくれるのは羊羹と錦玉羹の羊羹でまずは錦玉羹から。別々の層の糖度を合わせることが基本。5色を調合し様々な色を作り出す。翌日、前日に作った玉羹を型から出すときれいな羊羹が。