パウンドフォーパウンドランキング、1位・Oウシク、2位・井上尚弥、3位・Tクロフォード、9位・中谷潤人。内田篤人がWBC世界バンタム級王者・中谷潤人にインタビュー。ここまで28戦無敗21KO。去年5月ラスベガスでの王座決定戦。当時のライバルであるモロニーにKOで勝利し、全米の年間最優秀KO賞に選出されると中谷潤人の名が世界に轟いた。中谷の唯一無二のボクシングスタイルを作り上げた場所はLAの下町にあるボクシングジム「ノックアウトBOXINGジム」。中谷は15歳、中学卒業と同時に単身米国へ。あえて過酷な状況に身を投じた。コーチがこだわったのは徹底的な実践練習。人種も階級もスタイルも異なるボクサーたちと毎日スパークリングを重ねた。人とは違う自分だけのスタイルを手に入れ、3階級を制した中谷が今、胸に抱く大きな目標は「パウンドフォーパウンド1位」。現在、中谷のいるバンタム級には日本人の世界王者が4人(WBA・井上拓真、IBF・西田凌佑、WBO・武居由樹)。更にその1階級上には井上尚弥がいる。中谷は「統一戦をまずしたい。井上尚弥選手がパウンドフォーパウンドの上位にいるといった所も視野に入れながら自分らしくやっていきたい」と語った。