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「京都国立博物館」 のテレビ露出情報

仏画「阿弥陀二十五菩薩来迎図」では全身が黄金に彩られた阿弥陀如来、二十五体の菩薩たちが雲に乗っている。Perfumeの3人は作品を鑑賞し、たなびく雲でダイナミックさを感じるという。作品を所蔵するのが知恩院で、浄土宗の寺院。開祖した法然上人は「南無阿弥陀仏」と唱えるだけでどんな人でも臨終の際、阿弥陀如来が迎えに来てくれると説いた。仏画の右下には鎮座するお坊さんが描かれているが、臨終を迎え、これから往生する死者。その上方にあるのが仏の世界である極楽浄土。「阿弥陀二十五菩薩来迎図」は浄土宗の教えを1枚の絵にしたといえる。
厳しい修練を積む必要があったなか、法然上人は「南無阿弥陀仏」を唱えるだけで救済されると説いたのは革新的とも言える。また、かつて仏画は貴族たちが屋敷の中に飾り、個人的に拝んでいた。その後、1人鎮座する仏から多くの仏が描かれるようになり、Perfumeの3人はアーティスト写真を思い起こした。だが、「阿弥陀二十五菩薩来迎図」の仏たちは斜めに向いている。仏画を長年にわたって研究する大原嘉豊氏によると、仏たちが迎えに来て、極楽浄土へ導いてくれると救済の全貌を表現しているという。鑑賞者は死後、どうなるかを視覚的にイメージでき、大原氏は「構想力、発想力のレベルが違う。異常だから国宝になっている」などと語った。Perfumeの3人は作品に描かれた楽器からどのような音楽が奏でられているか想像した。
「阿弥陀二十五菩薩来迎図」の描かれている雲は書き足されていて、仏たちがやってくるスピードが増したように感じる。加えて、仏画の半分近くは四季折々の風景が占め、雲のスピードをより際立たせている。どんな季節に往生しても阿弥陀如来、菩薩はたちまち迎えに来てくれるのだと伝えていて、前田昌信氏は「安心感を得られる」と話す。
22年、「阿弥陀二十五菩薩来迎図」は3年に及ぶ修復作業を終えた。全体的に明るくなり、阿弥陀如来と菩薩の衣装の文様は異なる材質で描かれていることも判明。菩薩は金の溶かした絵の具、如来は細く切った金箔を張って模様を施す「截金」という手法が用いられているという。白の絵の具も貝殻由来、鉛由来のものを使い、雲、桜を描いていた。そして、裏地から黄色、青色を塗ることで、雲の神々しさ、立体的な質感が生まれている。荒井経教授は絹のキャンバスを使い、「阿弥陀二十五菩薩来迎図」の一部を再現。裏面、表面に色を塗るというのは仏を二度、丁寧に描くようなもの。荒井教授は「描くこと自体が信仰であり、仏さまに接することになる」などと述べた。かしゆかは「ライブで見えない部分にもこだわっている。背景にこだわりがあるからこそ、表がきれいに見える」、「何が明日起こるかわからない状況のなかで心のよりどころにするものがあるだけで、気持ちが変わるっていうのは昔から今もずっと変わらない」などと語った。
住所: 京都府京都市東山区茶屋町527
URL: http://www.kyohaku.go.jp/

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