SDGs目標9「産業と技術革新の基盤を作ろう」。近年ロケット開発競争が加速する中、米国の「スペースX」も苦戦する技術に大田区の町工場から挑む畑田康二郎さん(将来宇宙輸送システム社長)を取材。畑田さんは「全部飛んだものが帰ってきてもう1回行けるというのが究極的な理想。2028年の目標達成に向けているのでまだ20%ぐらい」と話す。畑田さんの夢が実現すれば、1回の打ち上げ費用を大幅に削減出来るほか、地球上どこでも1時間で移動出来るとしているとしている。繰り返し使えるロケットにとって最難関は“着陸”。スペースXでも成功率が低いとのこと。畑田さんは京都大学卒業後に経済産業省へ入省。宇宙産業に関わる法律の整備に携わった。高度な開発を行うため、元JAXA関係者や宇宙開発に携わっていた技術者約90人が働いている。