中国では新たな産業の柱と位置づけるロボット産業が急速に成長している。その最先端の技術をアピールするイベントが、今年も北京で開かれた。北京市の郊外できのう開かれた人型ロボットのハーフマラソン。約21キロを100チームほどのロボットが競った。この1年間で中国の人型ロボット技術はどれほど向上したのか。第1回の去年の大会には20体が参加。しかし完走できたのは6体。スタートラインで転倒したり、なかなか前に進まなかったり、人による操作が欠かせず実用化に向けてはまだ時間がかかるという印象が広がった。今年参加したロボットの数は去年の5倍の約100体。遠隔操作と自律走行の人型ロボット2種類が参加し、このうち自律走行は全体の4割を占めたという。今年も途中で止まったり倒れたりするロボットがいたものの、優勝した南部・深センのメーカーのロボットのタイムは50分26秒と、男子ハーフマラソンの世界記録より約7分早く完走した。中国では人型ロボットそのものの性能を高めようとしていて、今後産業現場や緊急救助、パトロールなどの分野で活躍することを期待しているという。一方中国は米中対立の影響で、AI開発に必要な最先端半導体などの入手に制約を受けていて、今後中国政府が思い描くような技術発展を達成できるかは不透明さもある。
