老舗仕出し割烹で、納品のドタキャンや返金の遅れなど、利用客から悲鳴が相次いでいる。仕出し割烹「しげよし」は、料亭「寿美家」が始めた仕出し割烹料理店。46都道府県で展開し提携店は約400店舗。「しげよし」のフランチャイズシステムは、利用客がクレジット決済で本部に注文→本部が提携店に発注→提携店が利用客に弁当を配達。客がクレジットカードと現金の二重請求をされたケースがあり、現金払いをしてくれないと料理を届けいないと言われたケースもある。大阪と福岡の「しげよし」提携店が、相次ぐドタキャンの理由について語った。コロナが収束して本部の営業が忙しくなり、発注を受けられない提携店が増えた。そのため、他の店舗が断った弁当の発注が入ることもある。引き受けられる店舗が見つからずキャンセルとなるケースもある。提携店には、3月から振り込みがされていない。「しげよし」本部は、「返金は順次行っている」、ドタキャン理由について「様々な要因」、提携店に対し「個別で対応する」、利用客からの問い合わせに対し「人員体制の補強が必要」としている。野村明大は「本部と提携店の関係は客には関係ない」、ガダルカナルタカは「提携店と本部のすり合わせができていない」とコメントした。