取材に当たった津放送局の伊藤憲哉記者の解説。VTRでお伝えした伊東真由美さんの負担が大きかったですねの質問に対し、伊東さんは父親は災害関連死かもしれないと当初から思っていたが、審議する機関が事前になかったので死因の欄になんと書けばいいか分からない時間が続き、とてもつらかったと話していたと語った。その審査会については専門家から平時からの準備が重要という指摘もあったが、全国の設置状況はどうなってるのだろうかと質問。実は国の設置状況を取りまとめていない。そこで私は東京都を除いた46の道府県の県庁所在地に審査会の設置状況について取材した。その結果、審査会を設置していないのは15の市、全体のおよそ3割。県庁所在地だけで15ある。この状況を国はどう見ているのだろうかと質問。国は全国の市町村に対して災害が起きた際にいち早く審議できるよう条例を定めたうえで審査会の設置を進めるよう求めている。弁護士の在間さんも話していたようにまずは災害関連死を出さないこと、そのことが最も重要。ただ、災害関連死は後を絶たないのが実情。甚大な災害が相次ぐ中、災害が起きてからではなく、平時に早急に準備を進め、備える必要があると思うと述べている。