自動車の車体にはワイヤーハーネスという電線が隅々まで張り巡らされ、電気や信号を送っている。自動車1台に電線の本数は約1800本にのぼるという。住友電装は約70年にわたってワイヤーハーネスをつくり、三重県でNo.1の売り上げを誇るが、世界シェアでもNo.1。組み立てラインは機械化しておらず、人の手によって行われている。従業員数は全世界に約25万人いるという。森永康平氏は「自動車の機能が高まると電線の本数も増え、車体が重くなって燃費が悪くなる。住友電装では電線を軽くする研究開発も行っている」と語った。