番組が追跡してきた“見捨てられた老人ホーム問題”。元職員や入居者の家族から続々と情報が寄せられる中、実の母が入居後1か月で亡くなったという千葉県在住の女性のもとを訪ねた。去年10月にオープンしたばかりだったこの施設は、月額利用料が格安だったことが決め手になったという。職員が不足していて入居者のサポートが行き届いていないという問題は、ジャルダン入谷の職員の情報提供をきっかけに発覚した。給料の未払いにきっかけに入居者たちを残し職員が一斉退職。同じ会社が運営していた全国の4つの施設は今月10日に閉鎖された。番組が追跡してきた“見捨てられた老人ホーム問題”。今回の告発により、すでに去年の年末ごろから施設の内部は危機的状況だったことが判明。実の母が入居後1か月で亡くなったという千葉県在住の女性のもとを訪ねた。母が亡くなる当日の朝、容体が急変していたにも関わらず、連絡が来たのは夜だったため、看取ることができなかったという。女性のもとに先月、施設から未払い分の請求書が届いた。番組が追跡してきた“見捨てられた老人ホーム問題”。施設内で亡くなる入居者をめぐっては、ジャルダン入谷と同じ会社が千葉市で運営していたジャルダン寒川の元職員の男性が「多かった」と証言した。多い時は月に7人から8人の入居者が亡くなったとの証言に専門家は「多すぎる」と指摘する。更に元職員の男性は「『今、寒川、千葉は赤字だ。利益が出ないから満床にする』と聞いていたが、それに伴い職員もいなければ無理じゃないですかという話もした」と証言した。施設の運営側は職員不足が指摘される中で入居者を増やし続けた