先月26日、滋賀県彦根市のご当地キャラクター・ひこにゃんが園児たちと一緒に稲刈りを行った。収穫したのは「ひこにゃん米」で、今後のブランド化を目指している。そんなひこにゃんはきょう10月1日からフリーに転身する。2006年、「彦根城築城400年祭」のキャラクターとして誕生したひこにゃん。モチーフは彦根藩主・井伊直孝を雷雨から救ったと伝えられる「招き猫」と、井伊軍団のシンボル「赤備えの兜」。彦根城周辺での観光客の出迎えや、彦根市をPRするため日々出陣している。このひこにゃんが誕生してから様々なグッズにもなってきた。登場以来大人気で、ひこにゃんが行くところには常に人が集まっていた。今年4月にはひこにゃんの誕生日を祝うセレモニーも開催され、大阪・関西万博の公式キャラクター・ミャクミャクも駆けつけた。そんなひこにゃんは彦根市が商標登録しているため、これまでひこにゃんを使用すると売り上げの3%の使用許諾量が発生していた。それがきょうからは無償=フリーとなった。彦根市へ申請手続きをし、市の審査が通れば誰でもひこにゃんグッズを作れるようになる。イラスト37点と写真12点の合計49点が彦根市から無償提供される。