J1首位を走るヴィッセル神戸のエースストライカー・大迫勇也選手は今シーズン、2回MVPに輝くなどチームを引っ張ってきた。得点王も見えている。そんな大迫選手を相手は徹底マークするようになったが、チームはエースに頼り切らない戦い方を模索してきた。大迫選手がマークされることでフリーになった他の選手を活かす。先月のアントラーズ戦ではこの方針の甲斐あって、若手の佐々木大樹選手がプロ初の1試合2得点を決めた。大迫選手は得点を取るだけではないゴールへの絡み方、アシストなどを含めて全てをやっていきたいと語る。ヴィッセル神戸はJリーグ参入から27年目で初優勝を目指している。大迫選手は「僕らが優勝したら神戸が盛り上がってくれると思うし、若手も成長をもっとしてくれると思う。ヴィッセルにとってJ1優勝というタイトルは大きい」などと話した。現在、優勝の可能性があるのは首位からヴィッセル神戸、横浜F・マリノス、浦和レッズの3チーム。首位と2位の勝ち点差はわずか2。