- 出演者
- 田中正良 青井実 斉田季実治 林田理沙 吉岡真央 畠山衣美 矢崎智之 藤重博貴
オープニング映像。
今日は大気の状態が不安定になり、各地で雨が降った。今日の東京都心は、日中の最高気温が17.7℃と今月初めて20度を下回った。東京・墨田区で開かれたイベントでは、クリスマスに因んだ雑貨や料理を楽しむことが出来る。会場では暖を取ってもらおうと今日からストーブも設置された。目立ったのは温かい飲み物を飲む人の姿。明日以降、冷え込みが強まると見られるのが北海道。強い寒気の影響で平地でも雪の見込み。札幌のカー用品店では雪が降る前にタイヤ交換の作業依頼が相次いでいる。予約枠は10日ほど先まで埋まっているという。気象予報士の斉田季実治が今後の天気予報を伝えた。
1970年の大阪万博のメキシコ館の映像。大阪・関西万博のパビリオンを巡り、メキシコは参加を取りやめる意向を日本側に伝えたことが分かった。万博の会場の大阪・夢洲で行われた起工式の様子。NTTグループのバビリオンでは、光を使った高速・大容量の次世代通信ネットワークを活用した展示計画。NTTの島田明社長は、まさに未来の新たな可能性を見せたいとしていた。博覧会協会の石毛博行事務総長は、今月30日には前売り入場券の販売がスタートする、などと述べていた。153カ国が参加予定の大阪・関西万博。60カ国が自前で建設の意向も、資材の高騰などを背景に準備の遅れが表面化している。博覧会協会副会長の大阪府の吉村知事は、メキシコについて正式な情報は来ていないとした上で、「国によって本当に状況がバラバラだと思う、十把一絡げにするのではなくそれぞれの国に寄り添った形で意思疎通をしっかりやることが重要だと思う」と述べていた。
きょうピークを迎えた企業の中間決算の発表。牛丼チェーン等を展開するゼンショーホールディングスは増収増益。スシローなどを運営するFOOD & LIFE COMPANIEも増収増益。好調な決算の要因の1つが円安。円安が自動車メーカーなど輸出関連企業の利益を押し上げた。ホンダの藤村英司CFOは、為替影響については、624億円の増益となったと述べていた。好調なもう一つの要因は価格転嫁の動き。原材料価格の上昇を価格に展開することで食品メーカーなどの業績が改善した。キッコーマンの中野祥三郎社長は、新価格体型で定着してくるということを想定しているなどと述べた。東京証券取引所に上場している企業の中間決算発表では、経済活動の正常化・円安で業績を伸ばす企業が相次いだ。SMBC日興証券のまとめで、旧東証1部上場企業など996社で最終利益は増益が527社だった。こうした中焦点となるのが賃上げで、今年9月の働く人1人あたりの実質賃金は去年同月比の-2.4%で18カ月連続のマイナス。賃金が物価上昇に追いついていないのが現状。決算発表の会見では企業側からも賃上げに前向きな発言が相次いだ。ホンダの青山真二副社長は「政府の指針も踏まえながら積極的な賃上げに向け積極的に考えていきたい」と述べていた。
こうした賃上げのムードは中小企業にも広がるのか。おかきやせんべいを販売する都内の老舗菓子店では、食用油の価格上昇などを受けて去年、約100種類の商品を寝上げした。影響が懸念されたことしの売上は去年より1割以上増加している。7月には社員20人余りの賃金を月額で一律8000円引き上げ、来年も業績を見極めながら前向きに検討したいとしている。東あられ本舗の小林正典会長は、一生懸命リターンすることは必要ではないかと、などと述べていた。ただ、先行きが不透明な中で多くの企業で賃上げを実現するのは簡単なことではない。東京・青梅にある、医療用ガラス容器のメーカーでは原材料価格が1年で約1割ほど上昇していて、さらにガスや電気代の高騰が続き収益を圧迫している。賃上げで従業員を支えたいが業績は伸び悩んでいる。鬼塚硝子の鬼塚睦子社長は、大手は賃上げできても、そこについていくのは厳しいなと思っている、みんながいてのこの会社なので一緒に頑張っていきたい、等と話していた。今後の賃上げのポイントについてSMBC日興証券の安田光チーフ株式ストラテジストは、中小企業にもこの賃上げの流れが波及して行くことが望まれる、等と話していた。
政府がきょう閣議決定した今年度の補正予算案は、一般会計の総額で13兆1992億円。低所得世帯に対する7万円の給付や、ガソリン代など負担軽減措置の延長など物価高への対策が盛り込まれている。その財源の7割近くに当たる8兆8千億円あまりは追加の国債発行で賄うことにしている。松野官房長官は、急激な物価高から国民生活を守り、構造的な賃上げと投資拡大の流れを強化するため、必要な政策を積み上げたもの、などと述べた。一方、来年6月にも実施する事を目指している所得税等の定額減税の財源に関する説明が波紋を広げている。岸田首相は先月の所信表明演説で「税収の増収分の一部を公正かつ適正に還元し、物価高による国民の負担を緩和する」と述べていた。これまで過去2年間で税収が増えた分を国民に還元すると説明してきた岸田首相。これについておととい立憲民主党の階猛氏から質問を受けた鈴木財務相は、すでに税収の増えた分は政策経費や国際の償還などに使っている、減税をするとなると国債の発行をしなければならない、と述べた。立憲民主党の長妻政調会長は、総理は発言を修正していただきたいと強く思うなどと述べていた。また今日は首相や閣僚を含む特別職の国家公務員の給与を引き上げる法案の質疑・採決が行われた。立憲民主党の稲富修二氏からなぜ今このタイミングで帆南を提出したのかを問われると、河野デジタル相は、賃上げの流れを止めないためにも民間に準拠した改訂を続けていくことが適切と判断し今回の改正法案を提出したと述べた。採決では自民・公明両党と国民民主党の賛成多数で可決された。立憲民主党、日本維新の会は反対をした。法案が成立すれば岸田首相や閣僚ら政務三役は、増額分を全額国庫に返納する方針。
委員会では神田財務副大臣が過去に税金を滞納していたことについて追及される場面も。立憲民主党の泉代表は、国民に顔向けできる政権の姿ではない、などと批判。政治部デスクの広内仁は、岸田政権への逆風は簡単には収まりそうにない、と指摘。野党側は補正予算案などの審議を控え、神田財務副大臣の辞任要求を強めている。総理周辺は3人連続の辞任は避けたいと話しているが、粘らず辞めたほうが良いと話す与党幹部も出始めているという。年内の衆議院解散を見送る意向を固めた岸田首相。自民党内では求心力の低下を指摘する声も出ているという。
埼玉・秩父に住むイスラエル人の家具職人のダニー・ネフセタイさん(66)は、家族は無事だと話す。ネフセタイさんは、1957年イスラエル中部で生まれた。前年には第2次中東戦争がおきるなど、不安定な時代が続いていた。兵役でイスラエル軍のパイロットの訓練を受けている。幼少期から受けてきたのはユダヤ人が虐げられてきたという歴史の教育だという。ネフセタイさんは「ホロコーストをずっと引きずっている私達は大量にやられたから二度とそういうことをやらせない」と語る。ホロコーストは第2次世界大戦中に起きたユダヤ人の大量虐殺。その後イスラエルではホロコーストを繰り返させないという歴史の教育が行われていたという。こうした教育を経て、武力行使を正当化する考えが芽生えていったという。この考えが変わるきっかけの一つとなったのが39年前に日本に移住したこと。紛争を繰り返すイスラエルを外から見ることで、イスラエルの姿勢に疑問を強めていったという。ネフセタイさんは、決定的に買わたのは2008年のガザ攻撃で、すごいショックを受けて、しかも私がいた空軍がほとんど殺した、大量に子どもを殺すのは今までなかった、と話していた。それ以外武力では対話で平和を築くべきだと考えるようになり、講演会で平和を訴え続ける。SNSでも今回の軍事衝突を妃南するメッセージを発信している。しかしイスラエル国内の友人からは軍事行動を正当化する意見が届いた。軍事衝突から1ヶ月あまり。双方の死者は、1万2000人を超えた。停戦に向けて国際社会に働きかけを強めてほしいという声はパレスチナ側からも上がっている。ガザ地区で幼少期を過ごしたITエンジニアのモハメド・ファラジャラさんは、伯父の家が爆撃されるなど親類16人が亡くなったという。
竜王戦7番勝負の第4局が北海道・小樽で始まった。ここまで3連勝している藤井聡太八冠に対する伊藤匠七段は、同い年でタイトル戦初挑戦。11日午後に勝敗が決まる見通し。
広島・中区の「ホーユー」が経営悪化で食事の提供を停止した問題で、文部科学省が学校での状況を調べた所13府県64校に影響があったことがわかった。文部科学省は事業者の選定では価格に加え事業の安定性を供料することなどを全国に通知した。
全国の気象情報を伝えた。あすは北海道・東北を中心に積雪がある地域もあり、タイヤのチェーン替えなどが必要。一部では吹雪や大雪のおそれもある。
大谷翔平選手がシルバースラッガー賞を受賞した。シーズンで最も優れた打者(ポジションごと)に贈られる賞。大谷選手は今シーズン、自身初の打率3割をマークした。また、ケガで1か月休みながらもホームランを44本を打ちホームラン王に輝いた。来週にかけてもシーズンMVPなど様々な賞が発表されるため、表彰ラッシュの期待も高まる。大谷の去就について、アメリカのメディアは史上最高の総額750億円超の大型契約となるなどと報じている。
プロ野球のゴールデン・グラブ賞が発表された。セ・リーグは、日本一の阪神からは、近本光司(外野手)、中野拓夢(二塁手)など5人が受賞した。中野拓夢は10年連続で受賞していた広島の菊池選手を3票上回っての受賞。投手はDeNAの東克樹が受賞したが、DeNAが受賞するのは前身の大洋・横浜を含めて初めて。パ・リーグはパ・リーグは、投手の山本由伸と三塁手の宗佑磨(ともにオリックス)が3年連続3回目の受賞となった。捕手の若月健矢は10年目で初受賞となった。遊撃手の源田壮亮は6年連続6回目の受賞。
若手中心の野球の日本代表が、巨人と練習試合を行った。日本代表の先発・赤星優志(巨人所属でもある)は、コントロールよく投げて3回を1失点にまとめた。しかし日本代表はチャンスであと1本が出ず、0-1で完封負けした。それでも井端弘和監督は、「内容は良かった。このまま状態を上げていければ」などと手応えを口にした。
北海道帯広市でスピードスケートのW杯が開幕した。女子1000mに北京五輪金メダリスト高木美帆が出場したが、2位に終わった。明日は自身が世界記録を持つ1500mに挑む。男子500mは新濱立也が優勝した。2位は北京五輪銅メダリストの森重航、3位は村上右磨と、日本勢が表彰台を独占した。男子1000mでは、地元帯広出身の山田将矢がW杯初優勝を成し遂げた。
J1首位を走るヴィッセル神戸のエースストライカー・大迫勇也選手は今シーズン、2回MVPに輝くなどチームを引っ張ってきた。得点王も見えている。そんな大迫選手を相手は徹底マークするようになったが、チームはエースに頼り切らない戦い方を模索してきた。大迫選手がマークされることでフリーになった他の選手を活かす。先月のアントラーズ戦ではこの方針の甲斐あって、若手の佐々木大樹選手がプロ初の1試合2得点を決めた。大迫選手は得点を取るだけではないゴールへの絡み方、アシストなどを含めて全てをやっていきたいと語る。ヴィッセル神戸はJリーグ参入から27年目で初優勝を目指している。大迫選手は「僕らが優勝したら神戸が盛り上がってくれると思うし、若手も成長をもっとしてくれると思う。ヴィッセルにとってJ1優勝というタイトルは大きい」などと話した。現在、優勝の可能性があるのは首位からヴィッセル神戸、横浜F・マリノス、浦和レッズの3チーム。首位と2位の勝ち点差はわずか2。
あさってから始まる大相撲九州場所の初日の取り組みが決まった。先場所優勝の大関・貴景勝は、小結・北勝富士と対戦する。押し込む相撲を取れるかがポイントになりそう。大関・霧島は前頭筆頭・宇良と、大関・豊昇龍は前頭2枚目・正代とそれぞれ対戦する。前頭筆頭の朝乃山は、左足のけがのため初日から休場する。
寒くなりそうな今週末の過ごし方について、青井実は「温かいものを食べて暖かくして寝ます」と答えた。林田理沙は「キムチ鍋で中から暖めたい」と話した。
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