コメ農家の廃業や倒産が過去最多に。新米が出始める中でコメの品薄は続いている。青森県の町中華・らーめん工房繁では注文の半数がコメを使ったメニュー。店の人気を支えているのはライスの無料サービス。今後は新米が流通する時期となるためライス無料は継続するが、流通量が増えても価格は簡単には下がらないと予想。現在のコメ価格で備蓄する対策をとる。岩手県盛岡市のコメ販売店・佐々木米穀店。このままでは全ての在庫が底をつくため客1人が購入できる量を5kgに制限。長野市のスーパー・台東食品アークス本店。コメの品薄でスパゲティの売上が3割増加。待望のコメが納品。広島市安佐北区のスーパー、新米が並べられた商品棚。岡山県産「あきたこまち」5kgが2679円。品薄になる前と比べて500〜1000円値上げ。新潟県見附市、コメ農家の男性が直売所に新米を運び込む。新米の価格は3割前後値上げ。コメ農家の倒産、廃業などの件数はことし先月までに34件と過去最多のペースで増え、初めて年間40件台に到達することも想定されている。