斎藤知事が議会解散を選択した場合、丸尾牧県議は「百条委員会もなくなり、数々の疑惑解明の空白期間ができてしまう」と指摘している。今回注目するのはキックバック疑惑。阪神・オリックスW優勝記念パレードの運営費用には公費は使用されなかったが、元県民局長A氏の告発文では「信用金庫への県補助金を増額しそれを募金としてキックバックさせることで補った」と証言されている。パレード後に寄付を申し込んだ金融機関は2社から13社に増えているが、寄付をした13の金融機関に質問を送付したところ回答のあった8社はすべて補助金と寄付金の関係性を否定。片山元副知事は百条委で補助金のキックバックを追及され「お願いに行きました。できる限りのご協力をお願いしますと言いました」と返答している。佐藤みのり弁護士の見解は「背任罪に問われる可能性があるが、起訴するにはハードルが高い」。