体外受精はおととし4月から公的な保険が適用されている。日本産科婦人科学会は全国600余の医療機関を対象に、おととし1年間で対外受精で生まれた子どもの数や実施件数をまとめた。その結果、体外受精で生まれた子どもの数は7万7206人で、2年連続で過去最多を更新した。また体外受精の件数ものべ54万3630件で過去最多となった。体外受精を実施した人の年齢では42歳がのべ4万6095件で最も多く、次いで39歳・40歳・41歳となっている。東邦大学・片桐由起子教授は「保険適用が体外受精など不妊治療のハードルが低くなったことに繋がっている。年齢制限があり42歳までで保険適用があるうちにこうした治療を受けたい需要があったと思っている」などと話した。