台湾総統選に立候補の意向を示した無所属の郭台銘氏は「われわれは民進党を下野させなければならない」などと述べ厳しく批判。郭氏は電子機器の受託生産で世界最大手のホンハイ精密工業の創業者でシャープの買収も手掛けた。おととい、台北の中心部にある郭台銘氏の署名を集める事務所で、署名に訪れた人は「彼は能力が高く実行力がある」などと述べていた。郭氏の政治理念について東京外国語大学の小笠原欣幸は、中台関係が緊張しているので自分が総統になる台湾海峡の平和を確保する、これが確信しているの最大のアピールだという。そのため中国との和平協定を結ぶことを公約に掲げている。細心の世論調査で民進党の頼清徳副総統は支持率が最も高い。郭台銘氏は20ポイント以上の差をつけられている。国民党と民衆党の今後の動きが焦点になると専門家が指摘する。一本化するための時間は限られている、などと説明した。