堀田哲範は給料は上がらず横ばいであるなどと明かした。堀田が務める側島製罐は缶を製造しており、41人の従業員の平均年齢は47歳と高齢化している。堀田は以前は建設会社で働いていたが事故により建築できなくなり39歳の頃に転職している。会社の売上は下がり続けており社員の給料が上がることは殆どなかった。しかしこの3年間では制度改革により堀田は満足額の給料を得ていた。自己申告型報酬制度は自分がやりたい仕事とその報酬を自分で考え会社に申告する制度で、堀田は今、これまで外部に委託していた金型の設計を習得するため外部へ半年間の修行を計画して会社に申告し、投資委員会で自らの計画をプレゼンを行い、堀田は現状維持と給料を定め、会社側は未来への投資として承諾した。石川は自らやることを申告し、皆で話し合って金額が妥当であると定め、それで赤字になるのであれば皆で原因を考え向き合い変えていき次のステップアップへつなげていくことが重要などと伝えた。石川はもとは日本政策金融公庫の金融マンであったが社長であった父が病に倒れ、家業を継ぐ形で戻ってきていた。当時の側島製罐は危機に瀕していたが、石川は社員との対話をスタート地点とし、何のために働くのか、どうしたら皆で楽しく仕事ができるのかを数十時間でも話し合い、その結果「宝物を託される人になろう」という共通のビジョンを定めた。会社を変えようと模索する中で石川は社員の行動を誤解して発言してしまった際に社員から怒られたことをキッカケに、自分が社員を全く信じておらず人をコントロールできるという前提で話していたと思い知らされ、そうした言葉や仕組みをなくしていったのがその後の行動であったなどと明かした。そうして石川は幾度の反省の末に全ての役職をなくす決断を行い、全員が平社員となった。また工場勤務と事務方の壁をなくすためにオフィスも改装し、全社員が仕事も給料も自分で考える自己申告型報酬制度を開始した。堀田は会社側も本気であるため、自然と自分が会社のために何が出来るのかを考えるようになったなどと告げた。側島製罐はこうして黒字化し、平均年収は50万円アップした。
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