宮澤さんによると、工程は大きく分けて4つ。最初の工程は型取り。リアルをとことん追求するために、本物の料理を取り寄せその1つ1つ全てをシリコンで型取りする。出来上がった型にその食材のベースとなる色の合成樹脂を流し込み、加熱するとパーツが完成。イガグリの食品サンプルもあり、外のトゲの部分も全部型取りしているという。本物からトゲを全て抜き、それぞれから型をとり成形。トゲは約9000本にもなり、製作時間は約240時間。ご飯も一粒ずつ作られている。型どったパーツに命を吹き込むのが着色。この道35年の山下さんに着色のコツを教えてもらった。焼き鳥のポイントは出っ張って網に当たる部分。仕上げの薬剤でツヤを出す。鮎の塩焼きに調理されるスゴ技が流れた。背中だけで5色を塗り重ねる。塩は筆で再現。食品サンプルは日本独自のモノ。海外から注目を集めている。元祖食品サンプル屋 合羽橋店では外国人観光客が製作体験に殺到。日本ならではのアクティビティーとして大人気。海外では展示会も開催され、今や日本の伝統芸術として絶賛されている。その技術は医療現場でも活躍。カテーテル手術の訓練にも使用されている。
住所: 東京都台東区西浅草3-7-6
URL: http://www.ganso-sample.com/
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