2階に足を踏み入れると、謎のキッチンのような場所が。エプロンを着用。こちらではサンプルの体験をやっていて、天ぷらとレタスを昔ながらのロウを使った製法で作っている。今、予約が取れないほど人気なのが、食品サンプル制作体験。料理教室のような食品サンプルづくりを伝授するのは、職人歴32年のベテラン山下さん。お湯とロウでどうサンプルをつくるのか。まずは、エビのしっぽ以外はロウでできた数種類の食品サンプルから2つを選び天ぷらにする。衣の素になるロウを紙コップに入れると、お湯に流しっぱなしでジグザグに落としていく。まさに料理人のような手さばき。エビをしっぽが隠れる感じで置き、しっぽをつまんで斜めに沈めてひっくり返す。最後に衣のバランスを整え、ロウを冷水でしめると、本物そっくりのエビの天ぷらの完成。リーダーも挑戦した。山下さんのサンプルと比べると少し小ぶりだがおいしそうなエビの天ぷらができた。次はレタスのサンプル作り。まず白いロウをお湯に入れて伸ばし、緑のロウを数回垂らす。そして、ゆっくりお湯の中に垂直に沈め、自分の方に引くとレタスに。できた葉を丸めて包丁を入れると、レタスのサンプルが完成。リーダーもレタス作りに挑戦した。山下さんと比べると少し不格好だがレタスの完成。こちらの店舗では、SNSで職人がサンプル作りの楽しさを公開。外国人観光客が日本に来た思い出としてサンプル作りの体験におとずれている。熟練の職人が開発した、自宅で食品サンプル作りができるキットも。お湯さえあれば手軽で簡単に本格的なサンプルを作れる。