食品サンプルが外国人観光客に人気となった背景。番組で取材した元祖食品サンプル屋によると食品サンプルの製作体験を始めたのが2010年。同じ頃から合羽橋にも目に見えて多くの外国人観光客が訪れるようになったという。それ以前は、知る人ぞ知る日本の文化だった食品サンプルが認識されていったのではと話している。コロナ禍になって落ち込むが現在は来店する客の約4割がインバウンド。インバウンドによる売上額はコロナ禍前よりも上がっている。
海外からも注目されている新たな取り組み。元祖食品サンプル屋では海外の人が自分でも食品サンプルを作れるようにと食品サンプルのキットを購入できるオンラインショップの海外展開をおととし1月から開始。食品サンプルを若い世代や海外に広めていきたいということで、去年1月からTikTokで食品サンプル動画を投稿し始めた。YouTubeではサンプルキットの作り方動画も公開。番組ではキットを使った食品サンプル「スパゲティナポリタン」作りに挑戦。食品サンプルキットは約30種類。初球〜上級まである。初級では、かき氷、カレーライス、チャーハンなどで製作時間は30分〜40分ほど。値段はメニューによって変わる。中級ではナポリタン、パフェ、メロンフロートなどで製作時間は45分ほど。難易度の高い上級には完成までの工程が多いアイスクリームがある。ほぼ全世界から注文が可能。実際に注文が来ている。食品サンプルキットを様々なシーンで活用してほしいと小学校の自由研究や工作にもおすすめ。