DNP、大日本印刷は1日、初めてとなる海外の研究拠点をオランダに開設。大日本印刷・坂田英人執行役員は「ハイテクキャンパスアイントホーフェンできょうから研究開発を開始できた」などとコメント。広さは東京ドーム約21個分で300を超える企業や団体の研究者約1万2000人が日々活動。入居している企業の大半は半導体関連。今回DNPもオランダの研究機関と連携し半導体に関連した最先端技術に取り組もうとしている。大日本印刷・坂田英人執行役員は「次世代の半導体の実装基板になる光電融合の消費電力は理論的には2分の1未満」などとコメント。オランダで取り組む光電融合はパッケージ基板上の光通信技術などの開発。大日本印刷光電融合技術開発ユニット・石澤智久部長は「印刷で培った技術もある。導波路の経常に非常に精密に作る技術がある」などとコメント。光電融合技術を巡ってはNTTも大阪・関西万博でサーバーに実装し電力消費を8分の1に抑えるなど今後の開発に期待が集まっている。DNPは今後、光電融合の技術を2030年代に実用化するとしている。
