NPO法人キッズドアが10月から11月にかけて所得が低い母子家庭など1160世帯を対象にアンケートを行ったところ、大学受験に関して約98%が家庭の経済状況が影響していると思うと回答した。また、7割以上が塾予備校に通えないとしたほか、6割以上が受験費用のため、なんらかの借り入れをしていると答えたという。一方、収入があり、児童扶養手当などの給付対象ではないものの、物価高の影響で隠れた貧困に陥っている家庭があることも明らかになった。食べるのもままならないとする声もあり、支援制度の改善を求める意見が多く集まった。キッズドアの渡辺由美子理事長は必要な人が支援を受けられるようにしてほしいとコメントしている。