- 出演者
- 宮崎慶太 池田伸子 伊藤海彦 安藤結衣 黒田菜月 田中美都
オープニング映像。
今シーズン一番の寒気の影響で日本海側を中心に雪や風が強まっている。能登半島地震で被災した石川県内では、多くの学校が臨時休校となった。富山市では午後4時の積雪が52cmと今シーズン最も多くなった。高岡伏木地区では、地下水などで雪をとかす装置が能登半島地震で被害を受け一部が壊れたままになっている。雪や路面凍結の影響による事故も各地で相次いでいる。雪は九州でも降った。風も日本海側を中心に強まって、ふぶいているところがある。北日本から西日本の日本海側を中心に大雪の見込みで、普段雪の少ない太平洋側の平地でも積雪となる見込みもある。北陸や新潟県、東北南部では短時間に積雪が急増するおそれがあり、大雪や猛吹雪、吹きだまりによる交通への影響、高波に警戒が必要。
NHK富山放送局前から中継。富山県内の小中学校や高校はきょうの授業を取りやめて休校にしたり、登校時間を遅らせたりした。また富山県内の鉄道も運転を見合わせている区間があり、生活にも影響が出ている。
今回は風が強いのが特徴で大雪ではホワイトアウトに注意が必要。過去には数十台が絡む多重事故や死亡事故が起きている。車を運転していてホワイトアウトに遭遇したときの注意点を紹介。発生する時は一瞬、遭遇したらハザードランプを使う、身動きが取れなくなった場合は、道路の緊急ダイヤル「#9910」に連絡。
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- ホワイトアウト
ことしの春闘がスタート。賃上げの勢いが定着するかが焦点となる中、パートやアルバイトの人たちが業種や職場の垣根を越えて一緒に賃上げを訴える非正規春闘の取り組みも始まった。物価高などを背景に非正規春闘に参加する労働組合は年々増え、ことしは28に。約4万人がそれぞれの勤務先に一律10%以上の賃上げを要求する方針。非正規雇用の人は労働者全体の4割近くを占め、非正規雇用の月平均賃金は正規雇用の67%にとどまっている。去年の非正規春闘では賃上げを求めて117社に要求書を提出したが、70社で賃上げが実現した一方で47社からは賃上げの回答が得られなかった。賃上げが進まないうえに物価高も加わり、非正規雇用の人たちからは生活の苦しさを訴える声が上がっている。出版関連の物流倉庫で非正規労働者として働く男性に話を聞いた。非正規雇用への賃上げの波及について、大和総研シニアエコノミスト・神田慶司さんは「難しい仕事をするからこそ高い賃金をもらうという循環を同時に作っていく必要がある」と指摘する。
きょう、去年の実質賃金がマイナスになったと発表された。マイナスになるのは3年連続。現金給与の総額は2.9%上昇したが物価の上昇率は3.2%とそれを上回っている。大企業の正社員では高い賃上げが実現しているが、非正規雇用や中小企業まで十分に広がっていないのではないかとの指摘がある。大企業では正社員が中心の労働組合が春闘などで非正規雇用の方の賃上げも合わせて要求することが多いが、交渉が正社員中心になり非正規雇用の賃上げが後回しにされる場合もある。そういった中注目されているのが非正規春闘。今年で3年目になる取り組みで、個人で加盟できるユニオンが中心になっているのが特徴。会社に労働組合がない人や既存の組合に期待できない人などが参加している。最初は38社が交渉相手だったが去年は117社、今年は144社と増え、参加人数は約4万人に拡大している。中には1人でストライキを実施し数千人の賃上げにつながったケースもある。
アメリカのトランプ大統領がLNG(液化天然ガス)の輸出を拡大する方針を示していることについて、日本ガス協会の内田高史会長は世界的なLNGの価格の引き下げにつながることへの期待感を示した。その一方で、アメリカからの輸入を拡大することについては「相当な開発コストが上乗せされる可能性がある」と指摘。価格などを慎重に見極める必要があるとの考えを示した。日本のLNGの輸入量のうち、アメリカからは全体の8%程度となっており今後拡大していくのか注目される。
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、旧安倍派の長峯誠氏と野上浩太郎元農林水産大臣が参議院政治倫理審査会に出席。野上氏は、「派閥での資金の扱いは会長と事務局長で決められ、ほかの役員には権限がない状態だった」と説明した。長峯氏は、「2020年には派閥からの還付金を認識していたものの、事務所内の情報共有が不十分で報告書に記載していなかった」と説明した。
明日の全国の天気を伝えた。
埼玉・草加から中継。埼玉県草加市にある「公共冷蔵庫(コミュニティフリッジ)」を紹介。児童扶養手当などを受けている家族が無料で利用でき、食品や日用品などを持ち帰ることができる。物価高などで需要が急増して搬入品が不足する中、運営団体は企業や大学などと交渉して賞味期限が迫ってきた災害備蓄品を提供してもらっている。商品入庫処理のシステムでは品物がどんなものでどのくらいの数提供できるのかスマホで登録し事前に利用者に知らせる事ができる。草加商工会議所青年部会長・桑原信人さんは、新たな取組をしているがまだまだ物品が足りていないのが現状、少しでも多くの方から寄付をしていただきたいと話した。
ミラノ・コルティナオリンピックの開幕まであすで1年。イタリアのミラノ、コルティナダンペッツォで開催される。ミラノ大聖堂の前から中継。現在の様子を紹介する。開幕まで1年となる中、冬のスポーツの体験コーナーが設けられあすからカーリングやアイスホッケーを楽しめるという。大会マスコット「ティナ」「ミロ」を紹介。来年の大会では、4つのエリア(バルテリナ、バルディフィエメ、コルティナ、ミラノ)に分散して競技が行われる。ミラノから最も離れているコルティナは400kmの距離があり車で5時間かかるという。こうした分散の取り組みは、オリンピックに立候補する都市が少なくなる中で開催都市の負担を減らそうとIOC(国際オリンピック委員会)が打ち出した。
コルティナダンペッツォは1956年の冬季オリンピックが開かれた場所で、日本選手が冬のオリンピック初のメダルを獲得した。この大会に日本から出場したのが当時24歳の猪谷千春さん。黒のウェアで俊敏に滑り降りるその姿はブラックキャットと称された。冬のオリンピックで日本選手初のメダル獲得という悲願を達成した。猪谷千春さんは、長いこと戦争で情報が入ってこなかったので歯が立つのかどうか心配していたがなんとか銀を手にすることが出来たと話した。猪谷さんの快挙から日本のスキー界は数々のメダリストを生み出してきた。ただアルペン種目では猪谷さん以来メダルを獲得できていない。後進たちの活躍を願って猪谷さんは来年現地を訪れることにしている。コルティナでは85歳のマヌエラ・アンジェリさんが猪谷さんとの再開を心待ちにしている。日本選手が宿泊したホテルのオーナーで、自身もイタリア代表でフィギュアスケートに出場した。
牛田正史は、アルペン種目は本当に欧州勢が強いが来年ぜひと語った。
今、不登校の小中学生がオンラインで学ぶ動きが広がってきている。昨年度、不登校だった小中学生の数が過去最多の34万人超と11年連続の増加となっている。宮崎県延岡市で不登校の小中学生に向けた取り組みが始まっている。市の教育委員会がいくつかの学びの場を用意している。柔軟なカリキュラムで通常よりゆっくりしたペースで進む教室、またオンラインの学習支援であるのべおかつながるオンラインは現在、31人の小中学生に向けて毎日授業の配信をしている。授業をするのは長年、小学校の教師をしていた支援員という人たち。興味を持ってもらえるよう身近な話題について学ぶふるさと学習に力を入れている。授業中、画面に顔を出すか、声を出すかどうかは、子どもたちに任せている。発言の代わりになるのはチャットや絵文字。自治体の教育機関が主導するオンラインでの学習支援は全国的に少しずつ増えてきているところ。オンライン学習支援員・大崎陽子さんは教師歴40年で去年までは小学校の校長を務めていた。かつては不登校の子ども達には家庭訪問して学校に来られるようにと向き合ってきた。大崎さんは、一人ひとりの個性を大切にした指導支援、その価値を大事にすると話した。
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- のべおかつながるオンライン延岡市(宮崎)
オンラインの学習支援を受けている子どもたちはそれぞれ地域の学校に在籍したままオンライン支援を受けている。在籍している学校長の判断によっては参加状況も踏まえて出席扱いになるという。のべおかつながるオンラインでは毎日子どもたちにアンケートを取っており、体や心の調子、授業で学べたこと・感じたことなどを聞き取っている。今、不登校の小中学生がオンラインで学ぶ動きが広がってきている。不登校の子どもたちの受け皿として昔からあった、民間のフリースクールでも今、オンラインのものが出てきている。
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- のべおかつながるオンライン
今、不登校の小中学生がオンラインで学ぶ動きが広がってきている。不登校の子どもたちの受け皿として昔からあった民間のフリースクールでも今、オンラインのものが出てきている。東京・品川区にあるオンラインのフリースクール。子どもたちが通ってくるのはインターネット上にあるバーチャルの学校。北海道から沖縄まで全国の小中学生およそ600人が在籍している。子どもたちはアバターで校内を自由に移動でき、友達とマイクで喋りたいときに訪れるスペースなどもある。勉強は基本的に自習で、市販のドリルをしたり学習ソフトを使ったり自分のペースで進める。運営会社のスタッフは子どもの学習やメンタル面をサポートする役割。午後は興味があることを探求し様々なスキルを身につける時間。この日は歴史好きな子どもが集まり未来の大河ドラマの主人公を予想しプレゼンの腕を磨く。このフリースクールでは子どもたちの好奇心を大切にしている。生徒の中には学校外の活動と勉強の両立をしたいとオンラインを選んだ人もいる。ピアニストと作曲家を目指す子どもは学校の勉強とピアノの練習の両立に苦しんだ。午前はオンラインで勉強し午後はピアノの練習や地元のイベントなどに参加している。
牛田正史は、バーチャルの世界も大切だが段階をおってバーチャルの世界に留まらない取り組みも大事だと話した。伊藤海彦は、不登校の数字の中には学校以外の居場所を見つけている人もいるので伝える側も数字だけにとらわれてはいけないと語った。
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埼玉・春日部から中継。埼玉・春日部特産の麦わら帽子。製帽業・田中優さんに話を聞く。お手入れの方法としては、帰ってきて帽子を脱いだら内側の布の部分を上げて乾かすことで型崩れなどを防ぐことができる。保管方法は、厚紙を巻いたものを用意し、帽子を宙に浮かす格好で保管しておくと一年中型崩れしない。帽子づくりを体験。職人は1個3分で作るという。
福井放送局の板敷駿希アナに対する視聴者からのメールを紹介しエンディングの挨拶。