今、不登校の小中学生がオンラインで学ぶ動きが広がってきている。不登校の子どもたちの受け皿として昔からあった民間のフリースクールでも今、オンラインのものが出てきている。東京・品川区にあるオンラインのフリースクール。子どもたちが通ってくるのはインターネット上にあるバーチャルの学校。北海道から沖縄まで全国の小中学生およそ600人が在籍している。子どもたちはアバターで校内を自由に移動でき、友達とマイクで喋りたいときに訪れるスペースなどもある。勉強は基本的に自習で、市販のドリルをしたり学習ソフトを使ったり自分のペースで進める。運営会社のスタッフは子どもの学習やメンタル面をサポートする役割。午後は興味があることを探求し様々なスキルを身につける時間。この日は歴史好きな子どもが集まり未来の大河ドラマの主人公を予想しプレゼンの腕を磨く。このフリースクールでは子どもたちの好奇心を大切にしている。生徒の中には学校外の活動と勉強の両立をしたいとオンラインを選んだ人もいる。ピアニストと作曲家を目指す子どもは学校の勉強とピアノの練習の両立に苦しんだ。午前はオンラインで勉強し午後はピアノの練習や地元のイベントなどに参加している。