文部科学省で子供たち150人が集まり、全国いじめ問題子供サミットが開催された。全国から150人の小中学生が集ったこのサミットは、いじめ問題に向き合うリーダーを育て、各地の取り組みを後押しするため2015年から毎年開催されている。阿部俊子文部科学大臣は「安心して過ごせる環境を作るためには、大人の協力も必要だが、なにより皆さんの力が必要」と述べた。今回のテーマは、「いじめを生まない環境づくり」。子供たちは、それぞれが用意したポスターを前に各地の取り組みを紹介し、アイデアを出し合った。芸人・なだぎ武も登壇し、自らの体験を語った。文部科学省の調査では、いじめによって子供の心身に重大な被害が生じたり、長期欠席したりする重大事態は、2023年度に1306件で前年度の1.4倍に増え、過去最多を更新。この日は子供たちの真剣な議論が続けられ、大人たちも耳を傾けていた。