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「全国硫黄島島民の会」 のテレビ露出情報

旧日本軍とアメリカ軍が激しい地上戦を繰り広げた硫黄島。両軍あわせて3万人近くが命を落とした。戦場となる前の硫黄島は活気に溢れ、約1000人が暮らし、さとうきびの栽培や漁業などで生計を立てていた。森下佳代子さんたち元島民はアメリカ軍の上陸が迫る中、旧日本軍による強制疎開で慣れ親しんだ地から離れることを余儀なくされた。森下さんは10人きょうだいで10歳まで島で暮らしていた。1944年、戦況が悪化し、島民が本土に強制疎開した中で約100人の男性は軍の任務のため島に残った。当時22歳だった兄・力男さんもその1人だった。力男さんを最後に見たのは家族を乗せた船が島を離れるときで、寂しそうに見送る兄の姿を忘れることができないという。遺骨は今も見つかっていない。硫黄島は今も元島民が住むことは事実上許されていない。森下さんは慰霊のためこれまで何度も短期で島を訪れている。高齢のため次はいつ島を訪れる事ができるか分からない。沢山の思い出が残る硫黄島に再び住みたいと願うのは森下さんだけではない。先月開かれた元島民やその家族が集まる総会では島での思い出を語り合った。総会では島をより身近に感じる事ができるデジタルミュージアムが紹介された。東京高専の学生が制作したもので、硫黄島を歩いているような体験が可能。学生は実際に島を訪れスキャナーなどを使って地形や建造物を精密に計測し、そのデータをもとに仮想空間に島を再現した。森下さんも仮想空間の中のふるさとを歩き、戦争で亡くなった島民たちの名前が刻まれた慰霊碑に兄・力男さんの名前を見つけた。最新技術が元島民と島の間に新たなつながりを生んでいる。

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