コメの価格は本当に下がるのだろうか。きのうから3回目の備蓄米の入札が開始されたが、消費者が買うコメの価格は未だ高止まりのまま。都内のあるスーパーでは、「備蓄米は1個も来ていない、違う国の話みたいという印象を受けた」と話した。農水省によると、初回の備蓄米放出分のうち小売店や飲食店に流通したのは0.3%とのこと。備蓄米の流通ルートに制限などが多かったが、3回目の放出からは卸売業者同士の売買が認められた。JA全農・藤井さんによると、現在の米の価格について「生産基盤がかなり弱くなりつつあるというところを懸案として考えている」とした。また「行き過ぎた価格が一定に落ち着くといいなと望むのと同時に、営農が継続できなくなるような線までさがってしまうのはよくない」とした。江藤農水相にも話を伺ったが、備蓄米が消費者の手元に届く明確な時期はなかった、7月頃が1つのタイミングなのではとのこと。